2012板橋Cityマラソン(後編)

10kmを過ぎたあたりでトイレに行きたくなった。

しかし、トイレは長蛇の列。

これに並んでいては、かなりの時間ロスになる。

それからしばらく我慢して走っていたら、

運良く空いてるトイレを発見!

最小限のタイムロスに抑えることができた。

無事に折り返し地点も通過した。

2時間40分位だっただろうか。

密かに自分の目標としては5時間切りを目指していた。

同じペースで行けば、ネットタイムでは行けるかも?

そんな考えはすぐに崩れた。

24kmの看板が見えた瞬間から体に異変が・・・

急に体が重くなった感じで、足が前に進まない。

「これが30kmの壁か」と心の中で思った。

それからは追い打ちをかけるように膝に激痛が・・・

ここで初めて歩いてしまった。

次に走りだす時が物凄く激痛を伴う。

止まってはいけない。ゆっくりでも歩かないと。

その後、歩く、走るの繰り返しで残り5km地点。

「行ける、完走できる」と思った瞬間、涙が込み上げてきた。

40km地点で膝は限界にきていた。

最後の力を振り絞り、ゴールラインを通過した。